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犬は何歳からシニア? 年齢の目安と体の変化

2026年10月12日

「うちの子はもうシニア?」——犬のシニア期は、一般的に7歳前後からといわれますが、実は体の大きさや犬種によって目安が変わります。この記事では、体格別のシニア期の目安、人の年齢に換算したときのイメージ、国内データにみる平均寿命、シニア期に入ると見られやすい体と行動の変化、そして今日から見直したい暮らしのポイントや健康診断の考え方まで、やさしくまとめました。

「ついこの間まで子犬だったのに、気づけばもう7歳」「顔まわりに白い毛が増えてきた」——ふとした瞬間に、愛犬の年齢を意識することがありますよね。ドッグフードのパッケージに「7歳以上用」と書かれているのを見て、「うちの子も、もうシニアなのかな」と思った方もいるかもしれません。

結論からお伝えすると、犬のシニア期は一般的に7歳前後からといわれます。ただし、体の大きい犬ほど早く、小さい犬ほど遅くシニア期を迎える傾向があり、「何歳から」はその子によって変わります。

この記事では、体格別のシニア期の目安、人の年齢に置きかえたときのイメージ、シニア期に見られやすい変化、そして今日から見直したい暮らしのポイントを順にご紹介します。

犬のシニア期は、何歳から?

公園の芝生に並んで座る、小型・中型・大型の3頭の犬(チワワ・ビーグル・ラブラドール)

一般的な目安は「7歳前後」

日本では、犬のシニア期は「7歳ごろから」と紹介されることが多く、ドッグフードの年齢区分でも「7歳以上」がひとつの区切りとしてよく使われています。

ただ、これはあくまで全体をならした目安です。実際には、体の大きさによって年のとり方のスピードが違うことが知られています。

体格によって、シニア期の始まりは変わる

体格体重の目安シニア期の目安
小型犬10kg未満8〜10歳ごろ
中型犬10〜25kg7〜8歳ごろ
大型犬25kg以上5〜7歳ごろ

(一般的に紹介されている目安。個体差があります)

大型犬は、子犬のころの成長がとても早いぶん、年のとり方も早い傾向があります。反対に、小型犬はゆっくり年をとり、長生きしやすいといわれています。

「寿命の最後の4分の1」という考え方

アメリカ動物病院協会(AAHA)は、犬のライフステージについて、シニア期を「その子の推定寿命の、最後の25%にあたる時期」と定義しています。決まった年齢で区切るのではなく、犬種や体格から見込まれる寿命をもとに考える、という方法です。

たとえば、推定寿命が14歳の子なら、シニア期はおよそ10〜11歳ごろから。推定寿命が11歳の子なら、8歳ごろから——というイメージです。

犬の寿命は、どのくらい?

ひなたのクッションで穏やかに休むシニアのミニチュア・ダックスフンド

アニコム ホールディングスの「家庭動物白書2023」によると、2021年度の犬の平均寿命は14.2歳でした。犬種によって差があり、次のような傾向が報告されています。

区分犬種と平均寿命の例
平均寿命が長めの犬種トイ・プードル 15.3歳、カニーンヘン・ダックスフンド 15.0歳、ミニチュア・ダックスフンド 14.8歳
平均寿命が短めの犬種ゴールデン・レトリーバー 10.7歳、フレンチ・ブルドッグ 11.2歳

(出典:アニコム ホールディングス「家庭動物白書2023」)

小型犬ほど長寿の傾向があることが、データからも見えてきます。ただし、これはあくまで平均です。同じ犬種でも、一頭一頭の体質や暮らし方によって、年のとり方はさまざまです。

人の年齢にすると、何歳くらい?

昔のアルバムを見る飼い主と、そばで休むシニアのゴールデン・レトリーバー

「うちの子は人でいうと何歳?」というのは、気になるところですよね。よく紹介される換算の目安は、次のようなものです。

犬の年齢小型・中型犬大型犬
1歳約15歳約12歳
2歳約24歳約19歳
5歳約36歳約40歳
7歳約44歳約54歳
10歳約56歳約75歳
13歳約68歳約96歳
15歳約76歳―

(一般的に紹介されている目安。算出方法によって数字には幅があります)

犬は最初の1〜2年で一気に大人になり、その後は1年ごとに、人の数年分ずつ年を重ねていきます。とくに大型犬は、シニア期に入ってからの時間の進み方が早いことがわかります。

なお、近年の研究では、犬と人の年齢の関係は単純な掛け算では表せないことも示されています。換算表は「だいたいこのくらい」というイメージをつかむためのものとして、気軽に参考にしてください。

シニア期に見られやすい変化

口元が白くなった、穏やかな表情のシニアの黒いラブラドール・レトリーバー

年齢を重ねると、少しずつ体や行動に変化が出てきます。次のような様子に、心当たりはありませんか。

見た目の変化

  • 口のまわりや目のまわりに、白い毛が増えてきた
  • 被毛のツヤやボリュームが変わってきた
  • 目が少し白っぽく見えることがある
  • 筋肉が落ちて、体つきがほっそりしてきた(または、太りやすくなった)

動きの変化

  • 寝ている時間が長くなった
  • 散歩のペースがゆっくりになった、途中で休むようになった
  • 段差やソファへの飛び乗りをためらうようになった
  • 寝起きの動きが、少しぎこちない

行動・感覚の変化

  • 呼んでも反応がゆっくりになった(耳が遠くなった気がする)
  • 物音に驚きやすくなった、または気づきにくくなった
  • 寒さ・暑さに弱くなった
  • 食べ方や食べる量が変わってきた

こうした変化の多くは、年齢にともなう自然なものです。ただし、中には病気のサインが隠れていることもあります。「年のせいかな」と思っても、気になる変化が続くときは、かかりつけの獣医師に相談してみてください。

(足腰の変化については別記事「犬が足を引きずるときに考えられることと受診の目安」で、行動の変化については「犬の認知症のサイン チェックリストと暮らしの工夫」でくわしくご紹介しています)

シニア期に入ったら、見直したい暮らしのポイント

シニア期は、「できなくなること」が増える時期ではなく、暮らし方を少しずつ今のうちの子に合わせていく時期です。今日からできることをご紹介します。

健康診断の回数を見直す

動物病院で獣医師の診察を受けるシニアの柴犬と飼い主

若いころは年1回だった健康診断も、シニア期に入ったら年2回を目安にするようすすめられることが多くなります。犬の1年は人の数年分にあたるため、半年に1回でも、人でいえば2〜3年に1回くらいの間隔になります。

健康診断で「いつもの数値」を知っておくと、変化に早く気づくための目安にもなります。頻度や検査の内容は、かかりつけの獣医師と相談して決めてください。

ごはんを見直す

シニア期は、活動量や体の状態が変わってくる時期です。年齢に合わせたフードへの切り替えを考えるのもひとつですが、太りやすくなる子もいれば、食が細くなる子もいます。体重や体つきを見ながら、量や内容を調整していきましょう。急に切り替えるとお腹がびっくりすることもあるので、少しずつ混ぜて移行するのが基本です。

運動は「ほどよく、毎日」

朝の並木道を飼い主とゆっくり歩くシニアのコーギー

散歩は、体を動かすだけでなく、外のにおいや音に触れて気分転換をする大切な時間です。距離や時間は今のうちの子に合わせて短めにしても、毎日続けることを大切にしてあげてください。暑い日や寒い日は、時間帯を工夫しましょう。

住まいを整える

床の滑りや段差は、シニア期の体には負担になりやすいものです。マットを敷く、段差にスロープをつけるなど、小さな工夫から始めてみてください。

(住まいの工夫については、別記事「シニア犬の住環境づくり 滑らない床と段差の工夫」でくわしくご紹介しています)

毎日のスキンシップで、変化に気づく

なでたり、ブラッシングをしたりする時間は、体の小さな変化に気づくチャンスでもあります。しこりがないか、痛がる場所がないか、体重が変わっていないか——毎日そばにいる飼い主さんだからこそ気づけることが、たくさんあります。

年齢を重ねたうちの子と、これからの時間を

読書する飼い主のそばで、夕方の光の中昼寝するシニアのポメラニアン

ここまで、犬のシニア期の目安、寿命や人の年齢への換算、シニア期に見られやすい変化、そして暮らしの見直しポイントをご紹介してきました。

あらためて整理すると、大切なのは、シニア期の始まりは体格によって違うと知ること、小さな変化に気づいたら早めに相談すること、そして暮らしを今のうちの子に合わせていくことの3つです。

シニア期は、穏やかでやさしい時間が流れる時期でもあります。ゆっくり歩く散歩も、ひなたでのお昼寝も、今だからこそ一緒に楽しめる時間です。うちの子のペースに寄り添いながら、これからの毎日を大切に過ごしていけますように。

私たちM&N’s(エムアンドエヌズ)は、「キミを想う、キミに寄り添う」ナチュラルウェルネスプロダクトブランドとして、皆様の健やかな暮らしを応援しています。

投稿者

  • M&N'sCBDのスタッフである商品開発米山と、マーケティング担当鈴木でコラムを更新しています。商品のこと、CBDのこと、よくあるお客様の声などについて詳しくご紹介します。