統合失調症とは
統合失調症とは、気持ちや考え、行動がまとまらなくなるなどの症状が起こる精神疾患です。
主に「妄想」や「幻覚」などいった陽性症状(健康な時にはなかった状態があらわれる)、また会話にまとまりがなくなる、意欲の低下、感情の動きが少なくなるなどの陰性症状(健康な頃にあったものが失われる)などといった症状があります。
こうした症状は自覚症状がないことも多く、人間関係が悪化したり、気分や行動に支障がでたりなど、日常生活が困難になる場合もあります。
統合失調症の原因はまだはっきりとはしていませんが、脳内の神経伝達物質のバランスがくずれることや、遺伝、環境などといったことが関わっていると考えられています。
こうした要因に、日常的なストレスが重なることで発症しやすくなることが考えられています。
主な治療法としては薬物治療やリハビリなどがあげられますが、副作用が出る場合があること、1~2年以内に50%以上が再発するという報告もあるなど、治療にしっかりと向き合わないと完治の難しい病気です。
そんな中、近年世界中で注目を集めるヘンプ由来の薬理成分、「CBD(カンナビジオール)」が統合失調症に有効であるという研究結果が示されつつあります。
CBD(カンナビジオール)とは?
CBDとは?
CBDはヘンプに含まれる「カンナビノイド」と呼ばれる有効成分のひとつで、数多くの疾患や健康・美容に効果があるといわれる成分です。
日本でもブームになりつつあり、CBDオイルやべイプ(電子タバコ)などといった製品を中心に広まってきています。
CBDに期待されている効果
CBDの主な効果としては、
・鎮痛作用
・鎮静作用(リラックス)
・抗炎症作用
・抗菌作用
・制吐作用
・抗うつ作用
・睡眠の質の向上
などがあげられます。
また、海外では様々な疾患に対する臨床研究も進められつつあり、
・ガン
・てんかん
・不眠症
・うつ病
・過敏性腸症候群
・アトピー
・リウマチ
・自閉症
・アルツハイマー病
などといった疾患への効果も期待されています。
CBDは統合失調症の治療に有効なのか?
海外では、統合失調症とエンドカンナビノイドの関係性に着目したことから、CBDの統合失調症に対する効果に関する研究が行われました。
2012年われた研究では、39人の統合失調症患者に対し、ランダムにCBDもしくはアミスルプリド(統合失調症に用いられる治療薬)が投与され、その有効性が比較されました。
この研究ではCBDとアミスルプリドをそれぞれ1日200mgから投与され、最大1日800mgを投与し28日間の経過が観察されています。
結果、グラフのようにCBDは治療薬であるアミスルプリドと同等の有効性を示しました。
さらに、陰性症状(意欲の低下や自閉)に関してはアミスルプリド以上の効果があらわれています。(グラフC)
また、アミスルプリドのような抗精神病薬には、運動障害、体重増加、性機能障害などといった副作用があり、治療の継続の支障となります。
そうした副作用がCBDでは大幅に少ないことも示されました。
※ a.錐体外路症状(運動障害)
b.体重増加
c.プロラクチン(性機能障害の予測因子)
こうした結果から、CBDが統合失調症に対し副作用の少ない治療薬となる可能性が示されているのです。
特に陰性症状に対する有効性が高く、統合失調症による意欲の低下や感情の鈍化などといった症状の改善に役立つことも考えられます。
この実験は小規模実験であり、CBDの統合失調症に対する有効性は研究段階ではありますが、今後さらに研究が進んでいけば、CBDが統合失調症の治療に活用される可能性も期待できそうですね。
CBDのよくある質問
Q.CBDは安全ですか?副作用は?
CBDには、副作用や依存性がなく、安全に摂取可能であることがWHO(世界保健機関)で認められており、日本の使用も合法とされています。
ただし、過剰に摂取するとCBDの効果により眠気を引き起こしたり、腹痛を起こしたりする場合があります。
まずは少量から、体調に合わせて摂取するようにしましょう。
Q. CBDはどんなときにおすすめですか?
CBDが効果をもたらす疾患は250以上ともいわれており、その効果は多岐に渡ります。
日常生活で多く感じられるのは、ぐっすり眠れるようになり目覚めがよくなる、イライラしなくなった、不安感が減った、集中力が上がった、筋肉痛や腰痛が緩和された、などの効果です。
仕事に集中したい朝や、休憩時間、ゆっくり休みたい夜などにもおすすめです。
Q. CBDはいつ飲めば良いですか?
CBDを摂取する時間に決まりはなく、得たい効果によって使い分けるのがおすすめです。
例えば睡眠を改善したい場合は高用量のCBDを寝る直前~30分前くらいに飲むとよいでしょう。
逆に、日中の活力を上げたい、仕事に集中したいなどの場合は、低~中用量のCBDを朝や作業前に取り入れるのがおすすめです。
CBDの必要摂取量は個人差が大きいので、まずは10mg程度から少しずつ増やしていき、自分に合った量を見つけられると良いでしょう。
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