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犬の指の間・耳の蒸れ対策のポイントは?

2026年7月14日

梅雨から夏にかけての湿気の多い時期は、犬の指の間・耳の中・顔や体のしわなど「空気の通りにくい部分」が蒸れやすくなります。この記事では、なぜこうした部位に湿気がこもりやすいのか、皮膚の常在菌との関係、そして指の間・耳・しわの部位別に飼い主さんが自宅でできる拭き方・乾かし方・毎日のチェックのコツをやさしく解説します。指の間をしきりに舐めるなど、動物病院に相談したい様子の目安もまとめました。

「散歩から帰ると、しきりに指の間を舐めている」「耳の中がなんだかしっとりして、においも気になる」——梅雨から夏にかけて、こんな様子に気づく飼い主さんは少なくありません。愛犬が同じ場所を気にし続けている姿を見ると、心配になりますよね。

結論からお伝えすると、湿気の多いこの時期にとくに気をつけてあげたいのは、指の間・耳の中・顔や体のシワといった「空気の通りにくい部分」です。こうした部位は湿気がこもりやすく、蒸れやすい場所だからです。この記事では、なぜこれらの部位が蒸れやすいのかという背景を整理したうえで、部位別にご家庭でできる拭き方・乾かし方・チェックのコツをご紹介します。あわせて、動物病院に相談したい様子の目安にも触れますので、うちの子の梅雨・夏の過ごし方を見直すヒントにしていただけたら幸いです。

なお、夏の皮膚まわり全体の考え方や散歩後・室内環境の整え方については、別の記事「夏の犬の皮膚トラブル 蒸れ・かゆみを防ぐ習慣」でまとめています。本記事は、そのなかでも「蒸れやすい部位」に絞ってくわしくお話ししていきます。

なぜ指の間・耳・しわは蒸れやすいの?

「空気が通りにくい」という共通点

指の間・耳の中・しわの奥には、ひとつの共通点があります。それは、皮膚と皮膚が近く、空気が通りにくいということです。

犬は人のように全身で汗をかいて熱を逃がすしくみを持たず、被毛におおわれています。そのため、もともと湿気のこもりやすい体のつくりをしています。とくに梅雨から夏の高温多湿の時期は、散歩後の湿り気やシャンプー後の水分が、こうした奥まった部分に残りやすくなります。乾きにくく、湿った状態が続きやすいことが、蒸れの起こりやすさにつながります。

皮膚の常在菌との関係

犬の皮膚には、もともとさまざまな常在菌(じょうざいきん・ふだんから皮膚にいる菌のこと)が存在しています。たとえば「マラセチア」という名前を聞いたことがあるかもしれませんが、これは健康な犬の皮膚にもふつうに存在している菌の一種です。

少し難しい話になりますが、簡単にいうと、高温多湿で皮膚がしっとりした状態が続くと、こうした常在菌が増えやすい環境になり、皮膚のトラブルにつながりやすくなるといわれています。だからこそ、「湿らせたままにしない」「こまめに乾かす」ことが、日々のお手入れの基本になるのですね。

過度に不安になる必要はありません。大切なのは、「この時期は蒸れやすいから、清潔と乾燥を意識してあげよう」という前向きな心構えです。

指の間の蒸れ対策——「舐める」しぐさに気づいたら

散歩後に指の間をしきりに舐める、噛む、赤みやべたつきがある、といった様子は、飼い主さんが気づきやすいサインのひとつです。指の間は地面に近く汚れや湿気がつきやすいうえ、被毛で隠れて乾きにくいため、蒸れやすい代表的な部位です。

拭き方のコツ

  • 散歩から帰ったら、湿らせたタオルや犬用ウェットシートで、足の裏と指の間の汚れをやさしく拭き取ります。
  • 指を一本ずつ、間を開くようにして拭くと、奥までていねいにケアできます。
  • 汚れを取ったあとは、乾いたタオルで水気を押さえるように取ることが大切です。ここを省くと、湿ったままになりやすいので注意しましょう。

乾かし方のコツ

  • タオルで水気を取ったあと、それでも湿り気が残りやすいときは、ドライヤーの弱い温風を少し離して当て、こまめに動かしながら乾かします。
  • 熱くなりすぎないよう、必ず飼い主さんの手を犬の皮膚のそばに添えて温度を確かめてください。低温やけどを防ぐためにも、一点に当て続けないことが大切です。
  • 指の間は最後にもう一度、湿っていないか指で触れて確認すると安心です。

耳の蒸れ対策——垂れ耳の子はとくにていねいに

耳の中も、空気が通りにくく蒸れやすい部位です。とくに垂れ耳の犬種は、耳のふたが閉じたような状態になりやすく、内側に湿気がこもりやすい傾向があるといわれています。

毎日のチェックのコツ

  • 耳を軽くめくって、内側の色やにおいをそっと確認します。健康なときの様子を知っておくと、変化に気づきやすくなります。
  • 耳を気にしてかく、頭をよくふる、耳の中がしっとりしている、いつもと違うにおいがする、といった様子は覚えておきたいサインです。

お手入れのコツ

  • 見える範囲の耳の入り口を、湿らせたコットンなどでやさしく拭う程度にとどめます。
  • 綿棒などを耳の奥まで入れるのは避けてください。かえって汚れを押し込んだり、デリケートな部分を傷つけたりするおそれがあります。
  • シャンプーや水遊びのあとは、耳の中に水が残らないよう、入り口の水分をやさしく拭き取ってあげましょう。
  • 耳のケアに慣れないうちは、動物病院やトリミングサロンで正しいお手入れの方法を教わると安心です。

しわ・皮膚のたるみの蒸れ対策

顔にしわの多い犬種や、体の大きな子の脇・内股・お腹まわりなど、皮膚どうしが触れ合う部分も湿気がたまりやすい場所です。しわの奥は光が届きにくく、飼い主さんも見落としやすいので、意識してのぞいてあげたいポイントです。

お手入れのコツ

  • しわを指でそっと開き、奥に汚れや湿り気がたまっていないか確認します。
  • 湿らせた柔らかい布でやさしく拭いたあと、乾いた布やティッシュで水気をしっかり取り、奥まで乾いた状態に整えます。
  • ゴシゴシこすらず、「開いて・拭いて・乾かす」を一連の流れでやさしく行うのがコツです。
  • 食事や水を飲んだあとに口まわりのしわが湿りやすい子は、そのつど軽く拭いてあげると清潔を保ちやすくなります。

いずれの部位も、毎日のスキンシップのついでに「見て・触れて・乾かす」を習慣にできると、変化に早く気づけて、うちの子も飼い主さんも安心です。

動物病院に相談する目安は?

日々ていねいにお手入れをしていても、次のような様子が見られるときは、ご家庭のケアだけで対応しようとせず、早めにかかりつけの獣医師に相談することをおすすめします。

  • 指の間や特定の場所を、舐め続けたり噛んだりして気にしている
  • 皮膚に赤み、べたつき、ジュクジュク、脱毛などの変化がある
  • 耳を強くかく、頭をしきりにふる、耳の中のにおいがいつもと違う
  • しわの奥がただれていたり、いやなにおいがする
  • 元気や食欲にも変化があるなど、皮膚以外の様子も気になる

これらはあくまで一般的な目安です。「これくらいで受診してもいいのかな」と迷うこと自体が、うちの子をよく見ている証拠でもあります。心配なときは、遠慮なく専門家に頼ってあげてください。

うちの子と、心地よい梅雨・夏を

ここまで、湿気の多い時期に蒸れやすい「指の間・耳・しわ」という部位に注目して、部位別のお手入れのコツをご紹介してきました。共通するのは、「汚れをやさしく取り、しっかり乾かし、湿ったままにしない」というシンプルな心がけです。毎日のスキンシップのなかで、そっと見て触れてあげることが、いちばんの早めのケアにつながります。

私たちM&N’s(エムアンドエヌズ)は、「キミを想う、キミに寄り添う」ナチュラルウェルネスプロダクトブランドとして、皆様の健やかな暮らしを応援しています。

じめじめとした季節は、うちの子にとっても飼い主さんにとっても、少し気づかいの増える時期です。焦らず、小さな習慣を重ねながら、気になることがあれば専門家の力も借りて、この梅雨・夏を心地よく過ごしていけますように。

投稿者

  • M&N'sCBDのスタッフである商品開発米山と、マーケティング担当鈴木でコラムを更新しています。商品のこと、CBDのこと、よくあるお客様の声などについて詳しくご紹介します。