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犬が急に落ち着きがなくなった…考えられる病気とストレス要因

2026年3月18日

最近、犬が急に落ち着きがなくなった、夜にウロウロする、そわそわして眠らない——そんな変化に不安を感じていませんか?犬の落ち着きのなさは、痛みや病気、シニア期の認知症、環境の変化やストレスなど、さまざまな原因が考えられます。本記事では、犬が落ち着かないときに見られる行動の特徴から、考えられる病気・ストレス要因、飼い主が自宅でできるチェックポイント、受診の目安、日常で取り入れやすいセルフケアまでを解説。愛犬の「いつもと違う」に気づいたときの向き合い方が分かるコラムです。

はじめに|「最近、なんだか様子がおかしい…」と感じたら

「夜中にウロウロ歩き回るようになった」「急に吠えたり、同じ場所を行ったり来たりする」「今まで平気だった音に過剰に反応する」——。
愛犬のそんな変化に、胸がざわついた経験はありませんか?

犬は言葉で不調を訴えられない分、行動の変化が重要なサインになります。特に「落ち着きがなくなる」「そわそわする」「じっとしていられない」といった様子は、病気・痛み・不安・ストレスなど、さまざまな原因が背景にある可能性があります。

本コラムでは、

  • 犬が急に落ち着きを失うときに考えられる主な病気や身体的要因
  • 環境や心の変化によるストレス要因
  • 飼い主が自宅でチェックできるポイント
  • 受診の目安や、日常でできるケアの考え方

を丁寧に解説します。

犬が「落ち着きがない」ときに見られる代表的な行動

こんな行動、最近見られませんか?

よく見られる変化の例

これらは一時的な興奮で起こることもありますが、数日〜数週間続く場合は注意が必要です。

考えられる病気・身体的な原因

1. 痛みや不快感が原因の場合

犬は痛みを隠しやすいと言われます。だからこそ、痛みが「落ち着きのなさ」として出ることがあります。
関節の違和感、腰の不調、胃腸の不快感、歯や口の中の痛み、皮膚のかゆみなど、原因はさまざまです。

合わせて見られやすいサイン

  • 横になるまでに時間がかかる/寝てもすぐ起きる
  • 抱っこや触られるのを嫌がる場所がある
  • 階段・段差を嫌がる、歩き方がいつもと違う
  • 特定の姿勢を避ける、伸びをしない

「落ち着かない」だけに見えて、実は「どこかが痛い」「気持ち悪い」ケースは少なくありません。

2. 高齢犬に多い脳の変化(認知症の可能性も)

シニアになると、脳の働きの変化により、行動が変わってくることがあります。いわゆる犬の認知症(認知機能の低下)でも、落ち着きのなさが目立つことがあります。

よくある特徴

  • 夜になるとそわそわして、昼夜が逆転したように見える
  • 目的がないまま徘徊する(同じルートを歩き続ける)
  • 壁や家具の前で立ち止まる、部屋の隅に入り込む
  • 名前を呼んでも反応が鈍い、ぼーっとする時間が増える
  • 急に鳴く、要求とは違う感じで鳴く

「年だから仕方ない」と片づけたくなる一方で、睡眠が崩れると犬もしんどく、飼い主の負担も大きくなります。早めに相談することで、生活が整いやすくなる場合もあります。

3. 体の中のバランスの乱れ(元気や落ち着きに影響)

体の中のバランスが崩れると、落ち着きのなさや不安っぽさにつながることがあります。
たとえば、飲水量や食欲、体重、毛並み、皮膚の状態が変わってきたときは、「体の中の変化」が背景にあることも。

こんな変化が同時にあるならメモしておくと安心

  • 水を飲む量が増えた/減った
  • 食欲が急に増えた/落ちた
  • 毛が薄くなった、フケが増えた
  • トイレの回数や量が変わった

※原因は幅広いので、「落ち着きがない+体の変化」は受診の目安になりやすいポイントです。

病気だけじゃない|ストレスが原因のケース

落ち着きのなさの原因は、必ずしも病気だけではありません。
実は多くの場合、環境や心のストレスが深く関係しています。

1. 生活環境の変化

犬は環境の変化にとても敏感です。

  • 引っ越し、模様替え、家の工事
  • 家族が増えた/減った(出産、同居、進学、転勤など)
  • 飼い主の勤務形態が変わった(在宅→出社など)

人にとっては些細な変化でも、犬にとっては大きなストレスになることがあります。

2. 留守番時間の増加・分離不安

「最近、仕事が忙しくなった」「外出時間が増えた」
そんな変化があった場合、分離不安が強まっている可能性があります。

分離不安のサイン

  • 飼い主の後を離れない
  • 外出前後に異常に興奮する
  • 落ち着きなく動き回る

「甘えん坊になった」と感じる行動の裏に、不安が隠れていることも少なくありません。

3. 運動不足・刺激不足(体より“頭の退屈”が原因のことも)

年齢や体力に合わない運動量も、落ち着きのなさにつながります。

  • 散歩が短すぎる
  • 単調な毎日が続いている
  • 頭を使う刺激が少ない

体だけでなく脳への刺激不足も、そわそわ行動の原因になります。

特に、体力は落ちても「頭を使う刺激」は必要な犬も多いです。

飼い主ができるセルフチェック|受診時にも役立つメモの取り方

落ち着きのなさが気になったら、次のポイントをざっくりでいいので記録してみてください。

  • いつから?(○月○日ごろ、急に/徐々に)
  • どんな行動?(徘徊、鳴く、後追い、同じ行動の反復など)
  • 起こりやすい時間帯(夜だけ、留守番前後、散歩後など)
  • 食欲・水・トイレ・睡眠の変化
  • 生活の変化(引っ越し、家族の変化、騒音、工事など)

動画を撮れるなら、病院で説明しやすくなるのでおすすめです。

すぐ受診を検討したいケース

  • 落ち着きのなさが急激に悪化している
  • 食欲不振や嘔吐など他の症状を伴う
  • 夜も眠れない状態が続いている

「様子見でいいかな」と迷う場合ほど、一度専門家に相談することが安心につながります。

受診まで・受診と並行でできるセルフケア(無理なくできる範囲で)

落ち着きのなさの原因が病気かストレスか、すぐに判断できないこともあります。そんなときは受診を視野に入れつつ、日常生活の中でできるケアを取り入れ、犬が安心できる状態を整えていくことが大切です。

1) 生活リズムを「固定」して安心感を作る
犬は先の見通しが立つ生活を好みます。ごはんや散歩、寝る前の流れなどをできるだけ毎日同じ時間・同じ順番で行うことで、不安が和らぎ、そわそわが落ち着くことがあります。

2) 休める場所を整える(静か・落ち着ける環境)
落ち着きのない犬ほど、実は「きちんと休めていない」場合もあります。人の出入りが少なく、音や光の刺激が控えめな場所にベッドを置き、季節に合わせて室温を安定させるなど、安心して休める空間を用意しましょう。

3) 興奮させすぎない頭の刺激をプラスする
激しい遊びよりも、短時間で頭を使う遊びがおすすめです。フード探しや簡単な合図遊びなど、軽い刺激を取り入れることで、気持ちの切り替えにつながることがあります。

4) 落ち着かせる触れ方を意識する
撫でるときは、ゆっくり一定のリズムで背中や胸を中心に。犬が離れたがるときは無理に触らず、「静かな安心感」を伝えるイメージを大切にします。

5) セルフケアの選択肢としてCBDオイルを検討する
近年、ストレスや不快感、シニア期の健康サポートとしてCBDオイルを取り入れる飼い主も増えています。ただし、すべての犬に合うわけではなく、治療の代わりにもなりません。犬用製品を選び、少量から様子を見ること、持病や服薬がある場合は獣医師に相談することが基本です。あくまで受診と並行して検討するセルフケアの一案として考えるとよいでしょう。

こうして見ていくと、落ち着きのなさは一つの原因だけで起こるとは限らないことが分かります。

まとめ|「いつもと違う」は、愛犬からの大切なサイン

犬が急に落ち着きをなくす背景には、

  • 身体的な不調
  • 加齢による変化
  • 環境や心のストレス

など、さまざまな理由があります。

大切なのは、
「性格の問題」と決めつけず、変化に気づいてあげること。
そして、必要に応じて専門家の力を借りることです。

愛犬のそわそわした行動は、
「助けて」「気づいて」という静かなメッセージかもしれません。
日々の小さな違和感を見逃さず、安心できる毎日を一緒に守っていきましょう。

投稿者

  • M&N'sCBDのスタッフである商品開発米山と、カスタマーサポート上田でコラムを更新しています。商品のこと、CBDのこと、よくあるお客様の声などについて詳しくご紹介します。