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子犬が落ち着かないのは普通のこと?CBDを与える前に知っておきたいこと

2026年1月14日

子犬の「落ち着きのなさ」にお悩みの飼い主さんへ。そもそも子犬はなぜ落ち着かないのか?CBDは子犬に使ってもいいのか?M&N'sでは2歳未満の犬へのCBD使用を推奨していない理由と、内因性カンナビノイドの役割についてやさしく解説します。子犬の時期に大切なケア方法や、CBD以外でできる落ち着きサポートのアイデアも紹介。愛犬の健やかな成長を見守るために、ぜひ知っておいていただきたい内容です。

はじめに:愛犬の「落ち着きのなさ」に戸惑う飼い主さんへ

「うちの子、なんだかいつも落ち着きがなくて…」
「遊びたい気持ちが強すぎるのか、夜になっても興奮して止まらない」

そんなお悩みを、特に子犬を迎えたばかりの飼い主さんからよく耳にします。SNSや口コミでも話題のCBD(カンナビジオール)が気になり、「うちの子にも使ってみたい」と考える方もいらっしゃるかもしれませんね。

ですが、私たちM&N’sでは、CBD製品の使用は基本的に「2歳以上のわんちゃん」におすすめしています。その理由には、犬の発育段階に関する科学的な見解や、CBDが持つ特性、そしてまだ未解明な部分が多いという現状があります。

この記事では、「子犬が落ち着きがないのはなぜか?」という基本的な理解から、「CBDを子犬に与える前に知っておいてほしいこと」、そしてCBDの代わりにできる日常ケアのヒントまで、詳しくお伝えしていきます。

子犬が落ち着かないのは“正常な成長過程”

子犬=「落ち着きがない」はむしろ健康の証?

犬の成長には、人間と同じように「幼少期ならではの行動」があります。特に生後数ヶ月〜1歳半ごろまでは、以下のような行動がよく見られます:

  • 常に遊びたがる・興奮しやすい
  • 飼い主のあとをついて回る
  • 一度に集中できる時間が短い
  • 環境の変化に敏感に反応する
  • 夜になっても寝つきが悪いことがある

これは、脳や神経系がまだ発達途中にあるから。さまざまな刺激を通して学習し、社会性を身につけていく大事な時期なのです。

また、子犬は周囲の世界すべてが“初体験”。視覚・嗅覚・聴覚すべてをフル稼働させながら情報を吸収しています。そのため、ちょっとした物音や動きに過剰に反応してしまうのも、自然な反応といえるでしょう。

問題行動ではなく「学びの時間」

「落ち着きがない=問題行動」と受け取られがちですが、実は多くの子犬にとって自然で健やかな反応です。むしろ、無反応だったり活動性が極端に低い場合の方が、体調や精神状態に問題がある可能性も。

この時期は、しつけや社会化トレーニングを通じて、「落ち着く」という行動を学んでいく過程。急かさず、焦らず、“成長を見守る姿勢”がとても大切です。

CBDとは?なぜ子犬には推奨されないのか

そもそもCBDってなに?

CBD(カンナビジオール)は、麻(ヘンプ)という植物に含まれる天然の成分で、主にリラックスサポートやストレスケア目的で使われています。犬や猫向けにも、安全性に配慮したCBDオイルやスキンケア商品が増えてきました。

CBDは「健康を支える成分」として注目されていますが、あくまで医薬品ではなくサプリメント。そのため、“病気を治す”という目的ではなく、“日々のケアやサポート”として活用されるものです。

子犬にはおすすめしない2つの理由

M&N’sでは、CBDを「2歳以上」のわんちゃんにおすすめしています。これは、以下のような安全性と身体の仕組みに基づく判断です。

1. 犬にはもともと「内因性カンナビノイド」が備わっているから

犬や猫、そして人間の身体には「エンド・カンナビノイド・システム(ECS)」という、健康バランスを整えるための生体システムがあります。

このECSは、自らの体内で作り出す「内因性カンナビノイド(エンドカンナビノイド)」という物質を使って、以下のような働きをサポートしています:

  • 気持ちの安定
  • 免疫バランスの維持
  • 睡眠や食欲の調整
  • 神経の健康サポート

CBDはこのECSの働きをサポートする役割を持っていますが、子犬のECSはまだ発達途中
そのため、外からCBD(=外因性カンナビノイド)を与えることで、本来自力で整えようとしているバランスに影響を与えてしまう可能性があると考えられています。

つまり、「体内に本来備わっている調整機能を育てる期間に、あえて外から補う必要はない」というのが、一つの仮説です。

2. 子犬へのCBD使用に関する研究が不足しているから

CBDは比較的新しい成分で、犬への安全性については少しずつ研究が進んでいますが、子犬に対するデータはまだ非常に少ないのが現状です。

てんかんや慢性疼痛といった明確な医療ニーズがある場合は、獣医師の管理下でCBDが使用されることがありますが、「落ち着かない」といった一般的な行動問題への使用についての科学的根拠は十分に確立されていません

「良かれと思って使った結果、長期的にどんな影響が出るのか」──こうした部分が明らかでないからこそ、私たちは“今すぐ使うべきではない”と判断しています

CBD以外でできる「子犬の落ち着きケア」

CBDが使えないからといって、手をこまねいている必要はありません。むしろ、子犬のこの時期にしっかりとした生活習慣や環境づくりをすることで、その後の落ち着きやすさにも大きく関わってきます。

1. 生活リズムを整える

  • 毎日同じ時間にごはん・散歩・睡眠
  • 夜は照明を暗めにし、「おやすみタイム」の雰囲気をつくる
  • 遊ぶ時間と落ち着く時間をメリハリつけて設定する

子犬も「習慣」で安心感を覚えます。特に睡眠不足は、過度な興奮や吠えにもつながるため、十分な睡眠時間(1日18時間以上)が確保できているか確認してあげましょう。

2. 知育トイやおやつで集中力を育てる

落ち着きのなさは、「刺激不足」や「退屈さ」から来ることも。そんなときは、以下のようなグッズが役立ちます:

  • コングなど中におやつを詰められるおもちゃ
  • ノーズワークマット(嗅覚を使って探すゲーム)
  • 簡単なトレーニング(待て・おすわりなど)

こうした遊びは脳を使うことで疲労感が得られ、自然と落ち着くことにつながります。

また、子犬期に「考えて行動する」ことを学ぶことで、成犬になったときの集中力や問題解決力が向上し、無駄吠えや過剰な要求行動の抑制にもつながるという研究報告もあります。

3. 飼い主とのスキンシップを大切に

安心感を得られる最大の存在は、やっぱり飼い主さん。ブラッシングやマッサージなど、触れ合いの時間を意識的につくることも、精神的な安定に役立ちます。

特に、眠る前の「ナイトルーティン」として、落ち着いた声で話しかけながらマッサージしてあげるのはおすすめ。スキンシップを通じて「リラックス=安全」と脳に刷り込むことができます。

まとめ:大切なのは「焦らないこと」

子犬の「落ち着きのなさ」は、多くの場合で自然な成長過程です。焦って「静かにさせなきゃ」と思う必要はありません。

私たちM&N’sでは、CBDを健康サポートの選択肢としてご提案していますが、それは身体と心のバランスがある程度安定してくる“2歳以上の成犬”にとって効果が期待できるからこそ。

CBDの力を借りる前に、まずはわんちゃんの“今しかない大切な成長時期”をしっかり見守ること。そして必要に応じて、獣医師や専門家のアドバイスを受けながら、ケア方法を選んでいただければと思います。

より具体的に知りたい方、ご愛犬のケースについてご相談されたい方は、M&N’sのカスタマーサポートまでお気軽にお問い合わせください。

投稿者

  • M&N'sCBDのスタッフである商品開発米山と、カスタマーサポート上田でコラムを更新しています。商品のこと、CBDのこと、よくあるお客様の声などについて詳しくご紹介します。