シニア犬・シニア猫の食欲低下…どう対処すればいい？
2025年9月11日
「最近、うちの子の元気がない…」「急に吠える回数が増えた気がする」――
長年一緒に暮らしてきた愛犬でも、犬のストレスサインに気づくのは意外と難しいものです。
犬は人間のように「疲れた」「不安だ」と言葉で訴えることができません。その代わり、仕草や行動、体調の変化で静かにSOSを出しています。
しかし、このサインを見逃してしまうと、慢性的なストレスが蓄積し、健康や寿命にまで影響する可能性があります。
今回は、犬のストレスサインを見極める方法と、飼い主ができる犬のストレス対策、さらに近年注目されている犬用CBDオイルを活用したケア方法まで、詳しく解説します。
現代社会で暮らす犬たちは、安全で快適な生活を送る一方で、自然の中で自由に過ごしていた頃とは違い、多くの制約を受けています。
たとえば…
こうした生活環境の変化は、知らず知らずのうちに犬の不安や緊張を高めます。特にシニア犬や持病のある犬はストレス耐性が低下しており、影響を受けやすくなります。
犬のストレスは一時的であれば回復も早いですが、長く続くと次のような影響が出やすくなります。
つまり、ストレスは放置すると心だけでなく体の健康、そして寿命にも直結する大きなリスクとなります。
だからこそ、日常の中で早めにサインに気づき、適切なケアを行うことが大切です。
犬のストレスは行動面・身体面・感情面の3つに分けて現れます。
注意：これらのサインが2週間以上続く場合は、慢性ストレスの可能性があります。
犬は不安や緊張を感じると、あくびや体を舐める行動をとることがあります。これはカーミングシグナルと呼ばれ、自分や周囲を落ち着かせるための無意識の行動です。
ただし、この行動が頻繁すぎる場合は、ストレスや体調不良のサインである可能性が高いため注意が必要です。
犬は本来、毎日十分な運動と探索活動を必要とする動物です。運動不足は筋力や心肺機能の低下だけでなく、欲求不満による問題行動（過剰な吠えや破壊行動）の原因になります。
特に若い犬や活動的な犬種は、身体的・精神的な刺激の不足がストレスを大きくします。
近年、犬の不安やストレス緩和サポートとして注目されているのがCBDオイルです。
CBD（カンナビジオール）は麻（ヘンプ）由来の天然成分で、精神作用のあるTHCを含まないため安全に使用できます。
欧米では犬のストレス軽減・リラックス・睡眠の質改善などのサポートとして広く利用されています。
犬の体にはエンドカンナビノイドシステム（ECS）という生体調整機能があり、CBDはこのECSをサポートして心身のバランスを保つ助けをします。
CBDは比較的安全性が高いとされていますが、過剰摂取すると一時的な下痢、眠気、食欲の変化などが起こる場合があります。
また、肝臓で代謝される薬を服用中の場合はCBDが代謝に影響する可能性があるため、必ず獣医師に相談してから使用することが重要です。
ただし、持病や薬を服用している場合は必ず獣医師に相談しましょう。
愛犬が心穏やかに暮らせる環境は、飼い主にとっても大きな幸せです。
今日からできるケアを少しずつ始めて、ストレスのない毎日をプレゼントしてあげましょう。
