イライラ・不安・不眠を和らげる「CBD」とは?更年期世代のストレス対策に◎

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最近よく耳にするようになった「CBD(シービーディー)」。美容やリラクゼーション業界を中心に注目を集めていますが、「更年期世代にもおすすめ」と言われる理由をご存じでしょうか?
更年期に入り、理由のないイライラや不安感、眠れない夜に悩まされることが増えた方にとって、CBDは自然由来のサポート成分として心強い味方になってくれるかもしれません。
この記事では、CBDの基礎知識から更年期との関係、そして毎日の生活に取り入れる方法まで、わかりやすく解説いたします。
CBDは「カンナビジオール(Cannabidiol)」の略で、麻(ヘンプ)という植物に含まれる天然成分の一種です。
麻と聞くと「大丈夫なの?」と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、CBDは精神作用のあるTHC(テトラヒドロカンナビノール)とはまったく異なり、依存性や中毒性がなく、日本でも合法的に使用できる成分です。
人間の体には、「エンド・カンナビノイド・システム(ECS)」という、心と体のバランスを保つための生体システムがあります。
CBDはこのECSに働きかけ、以下のような働きが期待されています:
こうした働きから、ストレスケア・リラックス・快眠を目的に、CBDは世界中で愛用されているのです。
更年期は、閉経をはさんだ前後10年ほどの時期を指し、一般的に40代後半〜50代半ばの女性に訪れます。この時期、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少することで、以下のような不調が現れやすくなります。
これらはホルモンバランスの乱れによる自律神経の不調が原因とされており、心身のバランスを保つことが何よりも大切です。
CBDは、心と体のバランスを整えるECSに働きかけることで、更年期特有の悩みにアプローチできるとされています。
CBDは、セロトニン(幸せホルモン)に関連する受容体に作用すると言われており、精神的な緊張や不安を和らげる可能性があります。実際に、軽度の不安障害やパニック症に対してCBDが効果を示したという研究も報告されています。
「寝つきが悪い」「夜中に目が覚める」といった更年期世代の睡眠トラブルに対しても、CBDは有効なサポートになります。リラックス効果によって、自然な眠りへと導いてくれるとする報告があります。
欧米では、CBDはPMS(月経前症候群)や更年期障害のサポートアイテムとしても使われている例が多く、ナチュラルでやさしいケアを求める女性たちの間で定着しつつあります。
CBDはさまざまな製品として販売されています。初心者の方でも安心して取り入れやすいのは、以下のようなタイプです。
数滴を舌の下に垂らして使用するタイプ。吸収が早く、リラックス効果を感じやすいと言われています。1日1〜2回、寝る前などに使うのがおすすめ。
味やにおいが気になる方には、手軽に摂取できるグミやカプセルタイプが便利。1粒に含まれるCBD量が決まっているので、初めてでも使いやすいのがポイントです。
肩やこめかみ、デリケートゾーン周辺などに塗って使う外用タイプ。肌からじんわり吸収され、局所的なリラックスや冷え対策にも◎。
バスタイムにCBD配合のバスボムを使うと、全身で成分を吸収でき、1日の疲れをやさしく癒やすことができます。
CBDは比較的新しい分野のため、まだ取り扱っている会社が限られています。そのため、製品ごとに品質や表示の正確さに差が見られることがあります。
また、初めて使う場合は少量から試し、自分の体調に合うか様子を見ながら取り入れるのが安心です。
CBDは基本的に安全な成分とされていますが、持病のある方や薬を飲んでいる方は、必ずかかりつけ医に相談してから使用するようにしましょう。
更年期のストレスや不調は、決して「気のせい」ではありません。
ホルモンバランスの変化によって、心も体も揺らぎやすいこの時期だからこそ、自分にやさしく、無理をしないケアが必要です。
CBDは、そんな更年期女性の心と体に寄り添うナチュラルな選択肢のひとつ。
「なんだか最近イライラする」「夜ぐっすり眠れない」――そんなお悩みがある方は、一度CBDの力を取り入れてみるのもよいかもしれません。
毎日を少しでも軽やかに過ごすために。
正しい知識とともに、あなたに合ったセルフケアを見つけていきましょう。